このオルゴールは音に強弱を付けて演奏する特別なオルゴールです。

通常どのオルゴールも音に強弱を付けて演奏する事はできません。

ディスクオルゴールでもシリンダーオルゴールでも同じ強さで演奏します。

シリンダーオルゴールで音に強弱を付けて演奏するオルゴールを「ピアノフォルテ」

または「フォルテピアノ」と呼んでいます。櫛が２枚以上セットされ弱い音で演奏する

櫛と通常の音あるいは強い音で演奏する櫛に分かれています。この複数の櫛を巧みに

使い演奏します。「ピアノフォルテ」のオルゴールでもやはりそれぞれのオルゴールで

特徴がでます。

このオルゴールはただ単純に強弱を付けているのではなく、音の強さの変化を巧みに

アレンジして流れるような美しい演奏を聴かせてくれます。

ゼンマイを巻くときは側面の蓋を開けて鍵で巻く「キーワインド」方式です。新しくなると

ラチェットやレバーを使用するものになり、この「キーワインド」のオルゴールは貴重です。

ケースのサイズ　：W70cm x D40cm x H205cm

シリンダーの長さ：33cm

櫛歯の数：40本 + 94本 = 合計134本

ルクルト社(スイス）　1830年頃制作

（インターネット上で音色を流してもアンティークオルゴール本来の音色を

聴くことは不可能ですので、ケントハウスではあえて行っておりません。

お気軽に聴きにお越しください。）

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