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青山のアンティークオルゴールとテーブルウェアのお店です。Since 1987

〒107-0062 東京都港区南青山2-20-2-1F

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ケントハウス

シリンダーオルゴール Cylinder Music Box

そもそもオルゴールの歴史は中世カリヨンの鐘を鳴らす事に由来しウンヌン……。」と、ありますがオルゴールが産業として成り立つようになったのは1820年頃からです。19世紀の終わり頃には時計に組み込むパーツとしては扱われていましたが、独自の産業にまでなっていませんでした。

シリンダーオルゴールの生まれ故郷はスイスジュネーブとフランスの国境に近いスイス西部の町サンクロワで す。時計のような精密機械を作ることが得意な職人の国で、やはり精密な作りのシリンダーオルゴールが誕生したのですね。
1860年頃までのオルゴールはシンプルなケースの物がほとんどですが、その時期たくさんのすばらしいオルゴールも作られました。
「ニコールフレール」「ルクルト」などが“オーヴァーチャ−”“ピアノフォルテ”を出したのもこの時期です。最近ではこの手の素晴らしいオルゴールを手に入れるのがとても困難になってきました。

1860年から1870年頃はゴージャスなケースのオルゴールが登場します。手の込んだ象嵌などを施した沢山のオルゴールが出現しました。1870年以降もその傾向はさらに強くなり、カスタムメイドの素晴らしいケースが登場したり、小さなオルゴールですら手の込んだ象嵌や飾りを持つようになりました。それと同時にメカニズムもゴージャスになり、「ペイラード」「ブレモンド」などが“オルガンボックス”“オーケストラボックス”“リボルバー”などを世に送り出し、1890年頃まではシリンダーオルゴールをよりゴージャスに、よりエレガントに作り上げていった時代でした。色々な楽器、たとえばドラム、ベル、オルガンなどを組み込んで演奏するタイプのオルゴールは、オルゴールのそのものの音色をじっくりと聞いて楽しむというよりは、目で見て楽しんだり、聞こえてくる色々な音を奏でている仕組みを楽しむといった要素が大きいと思います。


下の写真はケントハウスが今まで販売してきたシリンダーオルゴールの一例です。

ニコールフレール 4曲


当時最大のシリンダーオルゴールメーカー、ニコールフレール社が1842年に制作した小振りのオルゴールで繊細な櫛歯が113本並んでいます。
W36cm x D14cmxH11.5cm

ルクルト 6曲
ピアノフォルテ


スイスのルクルト社が制作したオルゴールです。音に強弱を付けて演奏するピアノフォルテで蓋には草花の象嵌が施されています。

ニコールフレール 6曲
ピアノフォルテ

当時最大のシリンダーオルゴールメーカーだったニコールフレール社が1854年に制作したオルゴールです。音に強弱を付けて演奏するピアノフォルテです。


ブレモンド 12曲
ヒドゥン6ベル

スイスのブレモンド社が1863年に制作した12曲入りのオルゴールで、6個のベルが見えない所に隠されています。

スイス 6曲
ダンシングドール

スイスで制作された6曲入りのオルゴールです。演奏中2つの人形がくるくる回って踊ります。

ジュノー 8曲3ベル


スイスのジュノー社が1880年頃に制作した42弁の8曲入りで3個のベルがついたオルゴールです。
W43cm x D35cm x H21cm


カーラー インターチェンジャブルオーケストラ

スイスのカーラー社が制作したベル、ドラム、カスタネット、鈴、ドラと4人の人形が付いたゴージャスなオルゴールです。テーブルの引き出しに交換用のシリンダーが収められています。

ペイラード 601
インターチェンジャブル

スイスのペイラード社が1880年頃に制作したオルゴールです。特殊な形のシリンダーを用いた珍しいインターチェンジャブル(シリンダーを交換できる)オルゴールです。

スモールシリンダー 6曲


1860年頃スイスで制作された42弁の小振りのオルゴールです。メカニズムを保護するガラスカバーが付いています
W17cm x D10cm xH8cm



この他色々な機種のシリンダーオルゴールがあります。お気軽にお問い合わせください。

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